経験ある薬剤師
野方さんという方に、お話を伺う事ができまして、現在は治験コーディネーター(薬を開発する医療機関に治験の依頼があった場合、医療機関と契約して治験対象となる患者さんの対応を行う仕事)の会社で働いており、野方さんは大学卒業後、研究室に残って仕事の補助として研究を2年行い、その後、都立病院の薬剤師を3年と私立病院に2年勤務してきました。
その後にロンドンに1年間身体障害者のサポートをするボランティアをし、更にその後、新しい薬をつくる手伝いをしないかと引きぬかれ、治験コーディネーターとして新たな仕事を現在しています。
治験コーディネーターとして働き始めて6年がたち、担当した件数は30件に及び、担当した患者さんの人数は200人を超える、いわゆるベテラン薬剤師です。
治験の安全を守るために
治験では、患者さんが対象となる治験に適していなければならなく、それは年齢や治験薬の対象となる病を持っている事、他の病を持っていないことや併用薬などが挙げられます。
患者さんが医療機関に来た時には、選択基準に適しているか、基準に適合していないかを確認します。
具体的な仕事として、まずは準備が必要になり、治験を始めるにあたり、医師が作成した患者への同意文書の内容を確認し、治験には必ず対象となる患者さん本人の同意書が必要です。
医療機関のスタッフに対して、どういう治験があるのかを説明し、看護師や事務職にも治験の実施を知らせ、実施方法などを説明して理解してもらうことでスムーズ進みます。
以上の事が確認できましたら、治験についての説明を医師の指示に従って行い、同意を最終的にとるのは医師の役目になり、CRCは評価の判断は下しませんが、詳細な説明を医師の指示に従って患者さんに直接行います。
対象となった患者さんの診察検査には全て同行し、患者さんの疑問に答えることや、毎週どのような検査を実施するかを決めているので、それに沿って、看護師に処置や検査の順序や発注を出し、予定している計画通りに進めるために、様々な調整作業を行うのもCRCの仕事です。
スケジュール通りに通りに患者さんと治験外来の日程の調整や、治験の担当医は院長が指名していなくてはいけないので、その医師に診察を受けることが出来る日に予約を設定します。
患者さんの帰宅後も、電話などで不安を聞くことや、体調不良などがあった時のなどの窓口としても動きますし、医師に対して症例報告書の記載の補助を行うこともあります。
仕事をするのは、患者さんが治験のために中印している間だけではなくて、実施計画から外れてしまった時は、審査委員会への報告書の補助を行い、製薬企業が状況を記録しにきますので、その対応も行います。