病院の薬剤師で働く先輩の言葉

看護師ではなく薬剤師へ

現在、大学病院で働く薬剤師の福川さんに薬剤師の仕事について話す機会を持つことができましたので、仕事の流れや薬剤師の責任、やりがいなど紹介します。

彼女は、高校生のころから漠然と医療系に携わる仕事をしたいと思っており、人と接することが好きなので、最初は看護師などを考えていたようです。

ちょうどその頃、これからは薬剤師がベッドサイドにという新聞などをみて、薬剤師を志すキッカケとなりました。

薬学部を卒業後、2年間大学院に進学し、現在働いている病院に勤めています。 初めの頃は、4年間で卒業して就職することを考えていたのですが、4年生の時に行った病院実習で、大学病院で働くためには、もっと知識や技術を磨かなくてはならないと感じたので、大学病院に進学することにしました。

薬剤師として働き始めて3年経ちますが、現在は病棟業務に特化しており、病棟業務は、患者さんに服薬指導を行うだけではなく、その病棟で扱う薬の管理や点滴などの注射薬の確認や混注なども含まれ、医療チームの一員として、病棟で行われる研究会や学会などにも参加します。

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仕事の流れ

病院で働く薬剤師の仕事は、調剤や製剤、服薬指導や薬歴管理くらいと思われがちですが、このほかにも、注射剤の調剤や医薬品の管理、医薬品の管理や医療チームの会議など色々あります。

調剤や製剤は、処方箋に基づいて飲み合わせや副作用、飲み方の確認を行って、患者さん1人ひとりに応じた形で調剤し、必要に応じて病院独自の薬を製剤することもあります。

服薬指導は、患者さんが薬を適切に使用できるように、薬の効果や使い方、注意点などを伝えて患者さんからの薬に関する相談なども受け答えします。

薬歴管理は、患者さんの中には、複数の診療科にかかっている人もいまして、その場合はそれぞれの処方が正しくても、一緒に服用することで相互作用が起きる可能性があるので、これを前もって防ぐために患者さんが受ける薬物療法の情報を集めて管理します。

注射薬の調剤は、病院で取り扱う薬の中には飲み薬だけではなく、輸液などの注射薬もあり、注射薬に置いても注射処方箋の内容について、投与量や経路、速度や期間などの確認を行います。

混合すると濁ってしまい効力が落ちる注射薬もあり、事前に配合の確認を行うことも大切な業務で、また、注射薬の混合をふくめ、無菌室での調剤も行っています。

薬剤師は薬のプロであり、数多くある薬の効果や副作用の情報を集めて管理し、その薬の知識や最新情報を医師や看護師などに的確に伝え、チーム医療の一員として、治療の現場を支えます。